読感
そういや最近書いてなかった・・。
とりあえずここ数ヶ月(?)読んだもの。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/12
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 84回
- この商品を含むブログ (221件) を見る
内容(「BOOK」データベースより)
不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。
いい話だよねぇ。
メビウスの輪的ファンタジーかな。
難病に冒され死に行く息子「時生」、
難病であることを知りつつ、出産をした母。
(知りつつ・・と言うのは正確ではないけれど。筋ジスをベースにした難病と思うんだけど、男子しか発症しない遺伝病で、生まれる子が女子なら保因者のまま発症しない、男子ならいずれ発症して死に至る、という設定。)
生まれてきて幸せだったか。
息子が死に行くその時、父が告白する。
自分は昔、時生に会った、と。
懐かしく、いい話。そんな感じ。
- 作者: 東野圭吾,角川書店装丁室高柳雅人,角川書店装丁室
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (143件) を見る
内容(「BOOK」データベースより)
あいつを殺したい。でも、私には殺せない。人間の心の闇に潜む殺人衝動。その深層をえぐり出す、衝撃の問題作。
一言でいうと、憂鬱(爆)。
疲れている時には間違っても読んではいけないw
- 作者: なかにし礼
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/30
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
ロシアで見つかった、ただ一人の日本人残留孤児。満州、ソ連、日本…六十年の時を経て、戦争で損なわれた「私」を探す旅がはじまる。圧倒的なスケールで描かれる魂の救済、そして究極の愛。感動の超大作。
「赤い月」第二弾、って感じではあるが。
塹壕の中からロシア人に助け出された日本人の赤子。
当時の歴史的背景から、「ニーナ」と名付けられ、
日本人ではなく、ロシア人として生きていく。
常につきまとう疑問。
自分は本当は何人なのか。
人間にとって「ルーツ」というものが何か、
「ルーツ」が分からないその恐ろしさ、不確かさ。
自分はどこから来たのか、どこへ行くのか。
そんなものを考えさせられる作品。
- 作者: 姫野カオルコ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2007/02/24
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (95件) を見る
出版社/著者からの内容紹介
恋愛小説の金字塔、待望の文庫化!!
森本隼子、14歳。地方の小さな町で彼に出逢った。ただ、出逢っただけだった。雨の日の、小さな事件が起きるまでは。渾身の思いを込めて恋の極みを描ききった、最強の恋愛文学。
うーん・・。
この人の作品、読む本がなくなると、なんとなく購入してしまうんだけど。
どうも文が読みにくい。(作品に入り込みにくい?)
なんでかなぁ・・。
しかし、前半は「つまらん・・・」と思いつつも、
後半になってくると、グッと読みやすくなる。
まぁいいんじゃないですか?という話。
セックスエリート―年収1億円、伝説の風俗嬢をさがして (幻冬舎アウトロー文庫)
- 作者: 酒井あゆみ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 49回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
内容(「BOOK」データベースより)
営業開始から十分で予約が埋まってしまう「怪物のような風俗 嬢」が誇る究極のテクニックとは何なのか?ソープ ランド、ファッション ヘ ルス、S M 倶楽部、A V 女優など風 俗のフルコースを体験した元落ちこぼれ風 俗嬢が、吉 原・スス キノ・横浜・雄 琴で活躍するナンバーワン風 俗嬢たちの素顔に迫る。業界のタブーを暴く、衝撃のノンフィクション。
これまた本屋で買う本がなく、何となく買ってみたんだけど・・
つまらん(爆)。
この人(作者)は自分というものを消化してないのかな、と思った。
テーマが揺れるというか、自分を見つめる為に本を書いたというか・・
それも手段の一つではあるだろうけれど、
お金出してまで読む本じゃないなぁ、と。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (125件) を見る
出版社/著者からの内容紹介
薄汚いアパートの一室。中には、粗野な若い男。そして、女の子が一人――。失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誰にも話さなかったその「真実」とは……。一作ごとに凄みを増す著者の最新長編。
内容(「BOOK」データベースより)
失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誘拐犯と被害者だけが知る「真実」とは…。
ヒット。
作家さんには二種類の書き方があると思う。
自分のマイナス面を吐き出すように書く人と、そうじゃない人。
そうじゃない人が書く話というのは、どんな内容でも、読後感が良い。
お勧めです。
ちなみに自分のマイナス面を吐き出すように書くというか、
書かずにいられない人の代表に、柳 美 里がいる気がする。
話が暗いとか以前に、あのマイナスオーラに当てられて、疲れてしまう。
私だけかなぁ・・・。
- 作者: 三浦綾子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1982/01
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 45回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
- 作者: 三浦綾子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1982/01
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
- 作者: 三浦綾子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1982/03
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
- 作者: 三浦綾子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1982/03
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
なぜか読みそびれていて、今頃読みました。
原罪、赦し、贖罪・・・キリスト教的考え方が背景に入っているので、
苦手な人もいるかも。
- 作者: 三浦綾子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1980/09/10
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
出版社/著者からの内容紹介
愛とはゆるすことだよ、相手を生かすことだよ……つらくよみがえる父母の言葉。良一への失望を胸に、奈緒実は愛することのむずかしさをかみしめる。北国の春にリラ高女を巣立った娘たちの哀歓の日々に、さまざまの愛が芽生え、破局が訪れる。真実の生きかたを真正面から見すえて感動をよぶ「愛」の物語。
これもやっぱりキリスト教的考え方が背景。。
(当然と言えば当然?)
読後感は良かったなぁ。。
ざっとこんなトコだろうか。
まだあった気もするが・・