読感
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/08/01
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)二〇一一年春、九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。
さらに二時間後に、約五百名の特殊部隊が来襲し、市中心部を制圧。
彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。
慌てる日本政府を尻目に、福岡に潜伏する若者たちが動き出す。
国際的孤立を深める日本に起こった奇蹟!
話題をさらったベストセラー、ついに文庫化。
読んだ。
村上龍のこういう小説は、覚悟がいるんだよね(爆)。
「考えろ!もっともっと考えろ!そのちゃちな脳みそで、全力で考えろ!」と言われてるようで。。
で、感想。
本当にすごい作家さんだよなぁ・・。
北朝鮮という国のリアルさ、
日本の政治家のリアルさ(爆)、
日本人の性質のリアルさ、
そういった内面的なものから、
北朝鮮、住基ネット、日米安保とか国民保護法とか、
経済、軍事に関することとか、
そういったことまで問題を突きつけてくる。
現実と小説の境界線がグラグラと揺れる。
何をどう書けば、このすごさが伝わるんだろう、と思って、
出た答え。
下巻の巻末に、参考文献。
ものすごい数です。
北朝鮮に関するもの:95
国際法に関するもの:7
少年兵に関するもの:6
軍事・安全保障・特殊部隊・兵器・武器に関するもの:26
火薬・爆破・発破に関するもの:11
建築設備に関するもの:13
虫・爬虫類・ヤドクガエル・毒に関するもの:14
医学に関するもの:8
九州経済:4
映像資料:38
北朝鮮関連音楽CD:5
その他にももちろん各方面へのインタビューも。
これが上下巻1200ページに詰まってます。
(いや、これが詰まってるわけではないけどww)
村上龍ってすごいなぁ・・・。