読感&DVD

納棺夫日記 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)

★★★

いつぞやの病院で、待ち時間に読んだ。
待ち時間が長くなりそうな時は、
とりあえず簡単に読めそうで、かつ嵩張らなくて、
あまり集中しそうにないもの(←呼ばれても気付かないと困るw)
を本屋で調達してから行く事にしている。
そんな理由で選んだ一冊だったりする。


感想。
まぁねぇ。興味深いといえば興味深い。
それ以上でもそれ以下でもない。


ただ、一カ所、深くうなずいた。
枯れ木のような遺体が減った・・というくだり。
医療が発達して、食べられない患者には点滴がなされるようになって、
結果として、ぶよぶよした遺体が増えた・・という点。

その点について、作者が文中深く掘り下げたりはしていないんだけど、
(でも多少は掘り下げてるか・・)
延命治療について普段私が思ってる点とリンクした。
徐々に栄養が採れなくなって死んでいくのが本来の死に方で、
本人にとっては、きっとそのほうが楽なんじゃないかと。
栄養がとれなくて、枯れ木のようになるというのは、
死んでいく体にとって、必要なことなんじゃないか。と。。
ガンなどにしても、そのほうが良いというよね。
点滴で栄養を与え続けることは、
ガン細胞にエサをどんどん与えて増殖させていく事だ・・
というような話も、ちらほら聞く。(真偽のほどはどうだろう?)
もし、私が死の床についていたら、点滴で延々と・・という方法よりも、
楽に自然に死んでいきたい、そう思っている。
というわけで、そこら辺だけ、やけに反応してしまいましたw
お時間がある人は読んでもいい一冊かな。



最高の人生の見つけ方 [DVD]

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ついでにDVD観ました。←娘発熱中に
普通に面白く観た。
けど、同じ(?)テーマなら、
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのほうが好み。