うーん?

学童保育の署名お願いと共に、
様々な資料が来た。
その中に、東京などで、自治体の補助を受けずに、
月5万以上の高額な保育料で、「学童保育」の名の元に、
様々な付加価値をつけて、
児童を集めているところがある云々、
これは学童保育の役割とは違う別事業と言えます・・
というくだりがあった。
「付加価値」の中身は、完全送迎付きで安全、
学習や習い事、夜間も開所して夕食提供、GPSで居所管理、など。




学童保育の役割って、じゃあ何だよ。
と思ってしまった。
働く親が安心して仕事出来るようにする為の施設。じゃないのか?
(小学生を一人で自宅などに残しておく事の不安から、始まったシステムだと認識していたのですが・・)


件の「学童保育」は、親の安心と共に、
「あったら助かる」システムを取り入れただけじゃないのか。
確かに習い事や夕食なんて、なくても働ける。
でも、残業して、子供迎えに行って、帰宅してから夕食食べて、勉強して・・となると、子供の就寝時間が遅くなる。
子供の負担も大きいし、保護者の負担も大きい。
学童にいる間にこれらが済んでいれば、助かる。
(もちろん子供と一緒に食事をするという事の大切さは理解しているけれど、それがずっと続くわけじゃないし、子供の睡眠時間を削ってまで、そこに拘る必要はないんじゃないかと私は思う。もちろん「そこ」に拘りたいなら、拘ってもいいけれど。)

習い事も、送迎を考えたら、学童に預けているうちに出来たら有り難い、と思う。
現状だと、学校→習い事(自力で)→学童(自力で)、
もしくは休みの日に習い事を入れる・・・なんだけど、
学童でやってくれたら、費用的にも安上がりだし、何より「寄り道」しなくて良い分、安心でもある。
休みの日に習い事がなければ、その分子供と一緒に遊べる時間が増えるんだし。


それが絶対良いとは言わないけれど、
選択肢は多い方が良いし、嫌なら選択しなければいいわけで。
何よりもそれらを行う事が「学童保育」のあり方から大きくずれてるとも思えない。
子供達が安全であり、親が安心出来る。
そこを押さえている限り、「学童保育」といえるのではないか。



と思うんだけどなぁ。




なんかこう、頭固いよなぁ・・・
こういう資料に、こういう一文を入れちゃって平気な上に、
「これが学童保育の王道です」という説明(意見?)もないなんて、
何ともはや・・・・



保育料が高くても、それが良いという親はそれを選べばいいんだし、
それよりも安くて、最低限の安心を、と思う親は、そういう所を選べばいい。
それだけの事だと思うのだけど。



そういえば、放課後事業がスタートする前も、
学童は反対運動繰り広げていたという事を思い出した。
年間数百円で学校で預かって(まぁ半分放置ではありますが)くれるのと、
月2万円近くを取る学童。
そんな事されたら、学童がつぶれるじゃないか!と、
ちょっとヒステリックになっていたんだよねぇ・・・・
(現実は時間的な問題や、緊急時の対応が出来ない(放課後事業は警報が出たら閉鎖。学童は指導員が学校にお迎えに行ってくれて、そのまま学童保育開始。)などで、正社員などの家庭は割高でも学童を利用してる)


沢山ある選択肢の中から、「それでも選ばれる学童」を運営すればいいだけの事じゃないかと思うのだけど。