占いと自分の生き方と。

某所にて、開業に触れて、思い出した。
もうじき開業11年を迎えるワタクシですが。
独立を決めた時、不安で一杯だった。
店舗契約も済み、内装の打ち合わせも進んで、予算的なものの段取りも終わりつつあった頃、
たまたま友人のお店に占い師さんが来ていて、占ってもらった事がある。
色のついた棒を引くのと、手相とタロットだったかな?ごちゃ混ぜの占い。
色の棒を引くなり、「不安で一杯だね〜〜」と言われた。
実は開業する予定で・・と話したら、なるほど、と言われて。
そして、向いてるよーという言葉と共に、
「でも9月オープンじゃなくて、10月が良いと思う。」と言われた。
よくよく聞いてみると、9月だと駄目というわけじゃないけど、
10月にしたほうがスムーズにいく・・という事で。

そうはいっても、既に契約も済んでおり、当然家賃が発生している中で、
たかが(すみません)占いの結果一つで、遅らせるわけにも・・と思っていたんだけど、
工事日程を詰めていたら、9月初旬の開業だと、
工事が間に合わない(←お盆開けに業者が忙しくて9月に入らないと無理だと言われたw)事が判明しまして。
自信の不安感と占いのこともあり、じゃあ・・とオープン時期を9月末にずらしたわけです。
(さすがに10月まで待てなかったのと、曜日の関係で、9月30日に設定した)


そして、工事が始まる予定の、その前日の夜。



東海豪雨により、店舗、思いっきり床上浸水(爆)。


店舗シャッターは水でベコベコ、中は泥まみれ・・
もし、予定通り9月中旬のオープンだったら、既に店内工事が終わり、
店舗什器も入れて、商品(腐らない系の)も入っていた・・わけです。
実は、すぐそばのお店が、9月中旬のオープン予定で、
豪雨が起きた時、既に店内に商品が入っていた状態だったんです。
うちよりも低い位置にあったトコもあり、店内商品は全て使い物にならず、
結局、その後片づけで、開業が一ヶ月遅れてしまったんだよね。
(チェーン店だったので良かった?ですが、個人店だったら、そのまま廃業の可能性も・・)


う、占いって当たるんだ(爆)と思った瞬間。




というわけで、私は基本的に占いを信じている。
信じているけれど、独立後、占った欲しいと思った事が、何故か一度もない。


結構激動の10年だったんだけどね。
店を出す、ここで生きていく、そう決めた直後、
とても大切な人が、遠方の実家へ帰る事になって。
悩んだ末、私は自分が決めた道を選んだ。
独立して、体調崩して、その後子供を持とうと決めて。
家を建てつつ、結婚して、妊娠して、店舗移転作業、出産、そして開店。
開店したと思ったら旦那とはうまくいかず、闇の中をウロウロ。
そんな10年だったから、一度ぐらい、占って欲しいと思ってもよさそうなものなんだけど、
結局、ただの一度も占いをしてもらおうとは思わなかった。


自分の道は自分で決める。
人に背中を押して貰わなくても、自分は一歩を踏み出せる。
私は自分で決めた道なら、歩いていける。
だから、「どうしようか」と悩む事はあっても、「どうすればいいのか」悩む事はない。
分岐点はいくつもあって、そのたび、どうしようか悩むけど、
答えは結局自分の中にある。
10年、自分で考えて歩いてきた。
たぶん、それが自分の自信(のようなもの)につながっている。



誰かが、開業したい、と言い出したら、とりあえず私は反対する事にしている。
でも、それでも、独立したいと言うのなら、それがその人にとって、生きやすい道なんだと思う。
そして、そうとしか生きられないから、頑張れるんだと思う。


大きな決断をすると、何故か、色んな分岐点が現れる。
動く前の、見えないエネルギーに反応するように。
選んだ道の先に何があるのか、分からない。
だから不安になる。
でも、そうやって、大切な何かを捨ててるからこそ、
決めた道を進めるのかも知れない、とも思う。


どんな道でも、幸せだと思える道を。
人は、自分で決めた事なら、頑張れる。





とりとめがないというか、まとまってないですねw
限りなく独り言ということで、お目汚し失礼。