イメージなんて不確かなものを・・

某所から、お客さんにイメージを聞き、
フローリストがその希望に添った花を作る!
という仕事が振られた。


イメージを聞くのは、私ではなく、そこの従業員。
それを私に伝えて、商品を作る・・
ということらしいんだけど。



はっきりいって、「イメージ」ほど、
不確かで個人差が大きいものはない。
明るく可愛く!と言われてね。
何色思い浮かべますか?
私はオレンジ・ピンク・黄色あたり。
多くの人はそうだと思うけどね、
一定以上の割合で、「そうではない」人もいるわけで。

店頭で接客していて、イメージを聞いても、
私は必ず「色」を聞く。
なかなか言わない人もいるけど、それでも聞き出す。
こちらから「○色とかですかー?」と聞いてみて、
表情が動かなかったら、違う色を提案する。
そうやっていくと、ある瞬間、「それ!」という顔になるので、
その色あいで作るわけです。
そしてそれは、「イメージ」からほど遠いものである事が結構あって。
「優しい感じで可愛く」と言っていたのに、
希望の色を追加していったら、
真っ赤と真っ黄色と、ピンク・・なんて事も多々あるし、
イメージほど、不確かで信用出来ないものはない。のです。


なのにねぇ・・・
イメージで商品を作れ、と。
それもだ。何色系・・とかではなく、
「こういう場所に置きたい」とか、
「こういう気分になれるもの!」とか、
そういう「イメージ」なんだそうで・・・・・
そんな、会ったこともない、話したこともない人間の、
部屋の雰囲気や、何色をみたら気分が良くなるのかなんて、
分かるわけもないのにねぇ・・


冗談はやめてちょうだい。でございます。



しかもだ。
聞き取りは今月末で、すぐに制作して、納品である。
母の日前に何をほざいていらっしゃるのでしょうね。