最近の読書感想文事情(?)

今年は読書感想文でも出してもらうかwと、
指定図書をみてみた。


図書・・というより、絵本だった。



今ってそんなもんなの!?


と驚きつつも、まぁいいや、と、
指定図書のうちの1つを買った。(中身を見ずに)



へいわってどんなこと?


というタイトルから察するに、
いかにも子供向けの内容で、
平和について書かれてるんだと思ってたんだけど・・




読み終わった娘に、感想を聞いてみたら、



「よく分からない・・」と。



よく分からない事はないでしょ!?
などと娘を半分叱りつつ、私も読んでみた。



ははは、なるほど(爆)。
たしかに「よく分からない」と言いたくなるね。
これの「読書感想」書けって言われたら、私も困る。



へいわってどんなこと?の後に、
・せんそうをしない 
・ばくだんなんか おとさない
・いえやまちをはかいしない
・おなかがすいたら食べられる
・おもいっきりあそべる
・かみさまを信じても、信じなくてもいい
・いのちはたったひとつ


これらが1ページずつ書かれていて、
ここまでは、まだいい。(いまいち理解出来るとも思えないけど)
その次はいきなり、


・さぁ、みんなでおまつりのじゅんびだよ
・パレードにしゅっぱーつ!

と、何故かパレードに出てしまう。
そしてこの2ページの次は、


・へいわって、ぼくがうまれてよかったってこと
・きみがうまれてよかったってこと


で終わる。


私、大人だから、意図は理解出来るよ。
でも、これ、戦争の予備知識が殆どない低学年には難しいでしょ。
文章を減らす事で、読書に対する抵抗を減らそうとしてるんだろうけど、
1ページずつ、テーマが変わっては分かりにくいだろう。
あれもこれも一言ずつ入れて、結局、はい?な内容になってるというか。
かなり少ない文字数と、絵だけで、子供に平和を説くなら、
主人公を作って、たとえばその人の親が爆弾で殺されて、悲しむ人がいて、食べ物もなくて・・とかね。
もう少し絞り込んで、かつ連続したストーリーにしておかないと、
意図は伝わらないんじゃないかと思うんだけど・・


読書感想文を書くための図書としても、これは微妙だ(爆)。
文章が少なすぎて、逆に拾える内容がない。


読書感想文って、まず「印象に残ったこと」を箇条書きにして、
そこに自分の気持ちを入れたり、聞いた話を盛り込んだりして、
肉付けしていくじゃないですか。
そもそもそれが、しにくい。(「文章」と呼べるものがないからw)
低学年だからこそ、難しいんじゃないかな。
だって、文字数、教科書などに出てくる文章題の文章(なんていうんだ?)より、少ないもん。



とりあえず、戦争のあらすじと、何が起きたか(子供でも理解出来そうな範囲で)と、
それについてどう思うかを、箇条書きさせて、
「読書感想文」の基本的な書き方を教えておいたけど・・



無理だろうなぁ・・(爆)。