久々読書記。
いや、これまでも結構読んでたんだけど、
過去の小説の読み直しが多かったので。。

わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)

わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)

これは是非読んで欲しい一冊。
感想を書いちゃうと、完全にネタバレで、
この本に限っては絶対に避けたいのでパス。。

一応ハヤカワ書房の紹介文を転記しておきます。

〈ハヤカワ・ノヴェルズ〉白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作で産まれた妹は、十三歳になった時、姉への腎臓提供を拒んで両親を相手に訴訟を起こす。果たして難病の娘の運命は? そして、前代未聞の裁判の行方は?

アナ・フィッツジェラルドは13歳。白血病を患う姉ケイトのドナーとなるべく、遺伝子操作によってデザイナー・ベイビーとして生まれてきた。それ以来彼女は、臍帯血の提供にはじまって、輸血や骨髄移植など姉の治療のためにさまざまな犠牲を強いられてきた。ケイトの病状は一進一退を繰り返し、両親はついに残された最後の手段である腎臓移植を決意する。だが、アナはこれを拒み、弁護士を雇い両親を相手取って訴訟を起こす。「もうこれ以上、姉の犠牲にはなりたくない。自分の体に対する権利は自分で守りたいの」と。突然の娘の反乱に戸惑う両親。しかし、アナの決意は変わらない。はたして前代未聞の裁判の行方は? そしてケイトとアナの姉妹の運命は……!? 全米の紅涙を絞った感動と衝撃のベストセラー、ついに日本上陸。


扱っているテーマがテーマなので、
勘違いされるかも知れないですが、
これは家族の物語。
それぞれが悩み、葛藤し、ぶつかり合い、
そして答えを出していく、そんな物語です。


子を持つ親であるなら、親としての感じ方、
子であるなら、子としての感じ方、
医療従事者なら医療従事者としての感じ方、
色々あると思う。
論理的な視点から、感情的な視点から、色々な見方が出来る。


絶対に、ラストを先に読まないで欲しい。
もちろん後書きも。
最初から順を追って読んで下さい。。





差し障りのない範囲で、ラストに関する感想をw
アメリカンなラストですw
展開の仕方がアメリカンというか。
日本人作家が同じ内容で書くと、
もう少し違ってくるんじゃないかなぁ。。
まったくジャンルが違うけど、
何故かジュディス・クランツを思い出しました。
ま、あっちはハーレクインだけど(爆)。