読感
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
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こういうお母さん、いいなーと思う。
疲れている時は、尖ったものがない話が読みたくなるけれど、
そういう時にぴったり。
母親業に疲れた時にもピッタリw
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 文庫
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内容(「BOOK」データベースより)
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。
卵の緒と同じく、優しい作品。
ダイイング・アイ
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/20
- メディア: 単行本
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出版社 / 著者からの内容紹介
誰もが少しずつ嘘をつき、
誰かを陥れようとしている。記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。
なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める……。俺をみつめるマネキンの眼。
そいつは、確かに生きていた。
これ、面白かった・・・
途中で止められなくて、あっという間に完読。
ホラー?ミステリー?そういう要素もですが、何よりも人間模様がまた色々考えされられる。
帯に「今度の東野は、悪いぞ。」とあるけれど、
「悪く」はないぞ。どっちかというと怖い。
- 作者: 宮田珠己
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 文庫
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何となくタイトルにひかれて購入w
いかにも笑いを取ろうとしている感じがないでもないけれど、
(けっしてバカにしているわけではない。この作者、相当頭いいと思うw)
それでもプッと吹き出してしまうこともあり、面白く読めた。
夫からたまに「何か本貸してー」と言われるんだけど、
ヤツは絶対こういうのが好きだと思い、貸し出し中。
考えたくない時、こまぎれ読書がしたい時向き。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)失恋の痛みと、都会の疲れをいやすべく、ふるさとに舞い戻ったほたる。
大きな川の流れるその町で、これまでに失ったもの、忘れていた大切な何かを、彼女は取り戻せるだろうか…。
赤いダウンジャケットの青年との出会い。
冷えた手をあたためた小さな手袋。
人と人との不思議な縁にみちびかれ、次第によみがえる記憶—。
ほっこりと、ふわりと言葉にくるまれる魔法のような物語。
いいねぇ。好き。
でも好みが別れる作品かなぁ。
作中、共感してしまう部分もあり
(テレビは勝手に進んでくれるから、見てると余計に無気力になる、とか)
優しいものだけで作ったような作品。
作者が後書きで、
どうにもほっとできない気持ちの中にいる人が、
ふと読んで、何科のメッセージを受け取るでもなく、
ただちょっと苦しみのペースを落とすことができたらいいな、と思います。
と書いていらっしゃいますが、本当にそんな感じのお話でした。
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06/28
- メディア: 文庫
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出版社/著者からの内容紹介
「彼女」と一緒なら、きっと大丈夫。書下ろし「ミケルの庭」併録。
リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。こんなはずじゃ。確かに。だってこの人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。りかさんに導かれたようこが、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れた時。成長したようことその仲間たちの、愛と憎しみと「母性」をめぐる書下ろし「ミケルの庭」併録。
内容(「BOOK」データベースより)
ようこは自分の部屋に戻り、箱を見た。お人形のおいてあった下には、着替えが幾組かたたんであり、さらにその下のほうにもう一つ、箱のようなものが入っている。開けると、和紙にくるまれた、小さな食器がいくつか、出てきた。「説明書」と書かれた封筒も出てきた。中には便せんに、おばあちゃんの字で、つぎのようなことが書いてあった。『ようこちゃん、りかは縁あって、ようこちゃんにもらわれることになりました。りかは、元の持ち主の私がいうのもなんですが、とてもいいお人形です。それはりかの今までの持ち主たちが、りかを大事に慈しんできたからです。ようこちゃんにも、りかを幸せにしてあげる責任があります。』…人形を幸せにする?…どういうことだろう、ってようこは思った。どういうふうに?梨木香歩・最新ファンタジー。
本当は「西の魔女が死んだ」を読みたかったんだけど、
なんとなくこっちにしてみた。
いや〜独特。
話としては面白いし、読みやすい&優しい感じで良いんだけど、
ちょっとカルト?的?(というと変かな。ファンタジーと称するべきかも)な部分もアリかな・・?
この作家さんの他の本を読んだことがないので、何とも言えないけれど、
もうちょっと他の作品も読んでみようと思いました☆