読感



(「BOOK」データベースより)
佐和子の家族はちょっとヘン。

父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。

そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。

それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。

吉川英治文学新人賞受賞作。


映画化されているから、ストーリーをご存じの方も多いのかな。
ストーリー的には非常に「映画向き」w
でも、作者独特の、さらり、とした感じは、
映画にすると全く別のものになってしまう気がする。
そして、後半少し違和感を感じた。
違和感の理由はネタばれだからパスw



温室デイズ

温室デイズ

出版社/著者からの内容紹介
今最注目の作家が贈る、痛くて沁みる極上青春小説。
トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。これらの始まりの合図に教師たちはまだ気づかない。私たちの学校が崩壊しつつあることを。私には一体何が出来るのだろうか……。心に染みる極上青春小説。


そらのさんへのレスで少し紹介したけどw
作者からの紹介メッセージ
「今1番興味のある 中学生、の戦う姿を書きました」
その通りのお話。
学校という名の「温室」
「女の子」の間にある独特なルール。
生きにくい世界。

リアルだけど、作者の視線が優しいので、読後感は良い。


西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

(「BOOK」データベースより)
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。


やだ、名作じゃん(爆)。
いいよ、これ。私のツボ。


映画化するならこっちじゃないの?ww
読んでいて、パベットの晩餐会という映画を思い出した。
(ストーリーが似てるとか、そういうのではないんだけど。何というか、醸し出される空気が似てる。)


こういうおばあちゃんになりたい。