読感

月の子

月の子

内容(「MARC」データベースより)
元和元年(1615)、ひとりの女の赤子が生まれた。赤子の顔は醜く、体は貧弱、なんとも不体裁だった。しかし、生きのびることを村から許された赤子は「累」と名づけられ…。貧しく、罪深き人々の因業と魂の浄化の物語。


感想・・・・感想ねぇ・・・
非常に書きにくい。
古典と言えばいいのかな。
雨月物語とか。そういう感じ。だろうか?

話は読みやすい。
(昨日買って、すぐ読了したw)

書きようがないので、帯をご紹介。

「こんな稚児はおっちゃぶすほうがええ」
−元和元年、ぎらつく陽射しの夏、
羽生村で、一人の赤子が生まれた。
顔は醜く身体は貧弱、手足は萎えて、何とも不体裁だった。
貧しい村では以上の者は祟りの因果を嫌ってすぐ間引かれる。
ここでは男親が膝で赤ん坊の腹を踏み潰し、
口に糠を詰め込んで窒息させるか、
生きたまま、河原に捨てる習わしになっていた。
親は何度は河原に捨てたが、
何者かが戻し、生き延びることを村から許された子は、
「累(かさね)と名付けられた。
親からも周囲からも見捨てられ、醜怪な容姿のまま、
18歳を迎えた累の人生は、父と同じ名の20歳の流れ者、
与右衛門と出会い、大きく悲劇的に転じ始める。(一部省略)

みにくさは悪か?
貧しく、罪深き人々の、因業と魂の浄化の物語。