長い長い、葉書。

前の店の顧客から、
長い長いお葉書が届いた。
その方、趣味でハンドメイド作品を作っていらして、
前の店開業時は、その近所に引っ越した直後で、
知り合いもいないし、どこに何があるのかも分からないし、
でもその作品を置いてもらえるお店などを探していて。
(うちの店に置くよりも、それなりの所に置いたほうが絶対に売れると思ったので、そういう系をいくつか提案させていただいた記憶が・・)
当時の気持ちや、うちの店に感じたこと、
お子さんの未来と私を重ねてみる部分があることなどなど、
色んな気持ちが詰まっていた。


あれから7〜8年?
あちこちで講師を務めていたり、
作品展をしていたり、ご活躍のご様子。
自分の店が、誰かの役に立って、一つの「きっかけ」となった事、
まだ「自分の店」があって、その報告を受けられること、
「お店」の良さって、そこだよなぁ・・と、しみじみ。
続けていて良かった、と思う。


そしてもう一つ。
趣味でも仕事でも同じだけど、
「続く人(伸びていく人)」と、
「いつまでも同じ場所にいる人」がいる、
その違いは何だろうなぁ・・とも思った。


1年2年の短いスパンでは分からないけれど、
必ず5年後には、「違い」が出ている。
同じようなスタートラインにいたはずなのに、
月日というのはやはり流れていて、
どちらも似たように「頑張ってる」ようにみえるけれど、
5年後振り返ってみると、立っている位置が違ってる。
こういうことが、ままある。



何が違うんだろうなぁ。
何かが確実に違うんだろうけど、
それが何か分からない。



30代を過ぎると、数年後お会いして、
「以前より素敵になってる人」は、結構少ない(爆)。
10代、20代前半ぐらいまでは、女性の場合は、
化粧やファッションで誤魔化す事が出来るようになるから、
大抵の場合、「素敵になってる(もしくは、素敵になったように見える)」ものだけど、
20代後半ぐらいから、ジリジリと変化が出てきて、
その人の考え方、生き方が、形になり始めて、
30代になると、なんとなく差がついてくる。
そして、見た目ではない何かが、漂うようになってくる。
たぶん40代、50代と、その「差」はどんどん開いてくるんだろう。



件の女性は、50代。
とても、素敵な女性である。


ああいう大人になりたい。
(って、もう大人ですがw)