10年ぶり。

20年前につき合ってた人が、店に来た。
前回会ったのは10年ぐらい前。
客が引いたタイミングだったので、
10分ほど、店の外で立ち話。
仕事の話を少し(お互い自営)、家庭の話を少し。


すごいなぁ、と言われた。
(でもホントにすごいのは向こうなんだけど。)


20年前の彼は、確実に「私」を理解してなかったと思う。
(言い訳しない私も悪いんだけど、仕事に関して誤解されてるな・・というエピソードは山ほどあった。別れようと思った時も、「結婚してもいいから」と言われたし・・(←当時全然結婚願望なかったのにw)まぁ彼から見た当時の私は、「そういう女性」に見えていたんでしょうね。)


私は私のまま、自分なりに歩いてきて、そして今、ここにいて、
それに対して、すごい、と言ってくれたのなら、
それは、(仕事をしている)私自身を認めてくれたということで、
単純に、嬉しいと感じた。


たぶん男性には分からない。
女性が起業=妊娠や結婚ですぐ辞めちゃう、無責任な事業、
もしくはそれで生計を立てなくてもいい、お気楽な事業。
という認識が、殆どの人に、あって、
(そういう人が本当に多いから仕方ないんだけど)
その先入観は、責任者として仕事していく上で、結構分厚い壁になってきた。
「私は違います!」なんて、なんの実績もない状態で言ったところで、無意味だしね。
結局、コツコツ続けることでしか、証明出来ない。
それがやっと、誰からも見える「形」になってきたんだということが、嬉しい。


20年かぁ。

不思議だね。