読感

「未妊」ー産むと決められないー

未妊―「産む」と決められない (生活人新書)

未妊―「産む」と決められない (生活人新書)

以前から気になっていたんだけど、
やっとこさ、読めました。


感想。
ああぁ〜〜〜まさに過去の私!!!(笑)
そう、「産まない」ときめている人ってホントは少ない。
「産む」とはっきり決めることが出来ず、
ズルズルと出産を先延ばしにしているんだよね。
仕事でも何でも、「やって駄目なら、やり直せばいい」という手段があるけれど、
子供だけは「産んで可愛くなかったらやめる」とか、
「やっぱ子育て面倒だから要らない」と言うわけにはいかないことで。
産んでみなきゃ分からない。
産んでみなきゃ分からないのに、産んでしまったら、もう育てるしかない。
いくら「我が子は可愛い」と言われたところで、
その我が子を持ったことがないんだから、
かわいさがどんなものか想像なんて付かない。
どんなものか分からない存在を産むために、
自分が今まで築いてきたキャリアや、
自由な生活や、そんなもの達を捨てようなんて、
なかなか思い切れないものである。



少子化が叫ばれて久しいけれど、
一人っ子家庭が増えているわけではないというデータを以前何処かで見た。
産む人は2,3人(もしくはそれ以上)産んでいるけれど、
それ以上に一人も産まない人が増えている(=少子化)ということらしい。


それなのに、本書のデータを信用するなら、
「子供を産まない」と決めている人もごく少数。
決められないまま、出産時期を逸してしまうのか、
その他の理由からかは分からないが、
結果として、子供のいない人生になったという人が多いということか。




あ、駄目だ。
時間切れ(爆)。


これは、いつか子供が欲しいけど、今はまだ考えられない、
という人達に是非読んでいただきたい一冊。
ガイドラインとして、読みやすく分かり易く、
出産時期を決める手助けになるんじゃないかなぁ、と思った。


ちなみに、まるごと一冊、「産むと決められない」人達の話だと思っていたら、
途中から不妊治療の話に変わる。
ちょっと残念である。
いや、不妊治療の話がどうこうではなくて、
それほど厚い本ではないのに、
途中で不妊治療の話に変わるから、
何となく未消化というか、読み足りないというか、
これって、別の本として発行したほうがいいんじゃ??と思ってしまった。
まぁでも、産む時期を決めてない人達へのガイドブック的に捉えるなら、
そこに触れておくのもいいのかも知れないが。。。