昨夜は・・


怒りのあまり、その後本を2冊も読んでしまった(爆)。
いや、怒ったままでは安眠出来ないし・・・
(どうせ眠れないなら、本読んでたほうがお得だし・・)
安らかな睡眠の為、読書して思考を変えてから眠ろうかと。。


おかげで今日は寝不足。
ですが、読感をば。



地下鉄サリン事件の治療にあたった救急医が,その体験から日本の救急・災害医療,危機管理のあり方を問う
その日,聖路加国際病院の朝の会議にタクシーで駆けつけた筆者はいきなり緊急事態にまきこまれる。普段なら自分が乗っていたはずの地下鉄で爆発事故があったらしい。次々に運び込まれる患者のなかには早くも心肺停止状態の人もいる。普通そういう瀕死の患者は瞳孔が広がっている。しかし今回の患者はみんな瞳孔がちいさい。目が見えないと訴える人もいる。なにかがおかしい。午前中だけでいきなり640人の救急患者が運びこまれたサリン事件の救急医療はそうして始まった。
医学のなかでも救急医療はあらゆる状況に対応しなければならない。原因も特定できないまま一度に大量の患者の救命にあたった経験から,筆者は日本の救急医療や危機管理の現状に危機感をいだく。そこから緊急時のタクシーの潜在能力の活用や沖縄県立中央病院の例を挙げての研修医教育のあり方まで具体的に幅広く提言する。この若い救急医の声には医療も行政も真剣に耳を傾けるべきだ。 (ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)


内容(「BOOK」データベースより)
若い女性が苦しい息の下で問いかける。いったい何なのだ。どうなっているのだ。―1995年3月20日朝、未曾有の惨事のさなか、野戦病院と化した医療現場で悩み、苦しみ、死力を尽くした一救急医の目を通して、刻々と変化する事件の細部をはじめて明らかにし、救急医療、災害救助、危機管理の問題に大きな一石を投じる、東京地下鉄サリン事件・迫真の書き下ろしドキュメント。

やぐうさんのところで紹介されていて、
興味を引かれたので買ってみた。。
(ちなみにイーブックオフに中古価格でありましたよ〜^^)


面白かったです!
サリンに関する医学的なことだけでなく、
日本の縦割り行政への批判(というほどきつい書き方ではないですが)や、
海外の災害に対する構え方等、色々考えさせられることがありました。
発行から数年が経ているので、一部古くなっている面もありますが、
(ドクターヘリは、この時期に導入されたものだったのか・・とか)
今叫ばれている医療崩壊の芽をそこに見ることが出来たり、
それもまた興味深く読めました。




顔のない裸体たち

顔のない裸体たち


出版社 / 著者からの内容紹介
モザイクをかけられた顔は、私なの? 知らない間に裸の私がネットを歩き回っている! ここに書かれているのは、あなたのことかもしれない。ネット社会の罠を克明に描いて話題沸騰の問題作刊行。

内容(「BOOK」データベースより)
ごく平凡な女教師・吉田希美子は、ふとしたきっかけで登録した出会い系サイトで知り合った男との行為にのめり込んでいく。男は自分たちの性行為を録画撮影して、インターネットのアダルトサイトに投稿する趣味があった。ネット上を歩き回る淫らな彼女の顔にはモザイクがかかっていて、誰にもわからないはずだった。事件が起きるまでは…。“若き文豪”が過激な描写でネット社会の罠を描き、話題沸騰の問題作。

内容(「MARC」データベースより)
ごく平凡な女教師・吉田希美子は、出会い系サイトで知り合った男との行為にのめり込んでいく。男は自分たちの性行為を、彼女の顔にモザイクをかけたうえで、アダルトサイトに投稿するが…。ネット社会の罠を描いた問題作。


わからん。
この人は何が訴えたくて、この本を書いたんだろう。
というのが正直な感想。


露 出、野外セ ックス、S M、放 尿プレイ等々・・
それは、問題にされるほど、異常な行為なんだろうか?
性的なものというのは、きわめて個人的なものだし、
当事者同士が了解の上で行うのなら、
どんな行為も、「普通の性行為」だと私は思っているんだけど・・
(もちろん了解なしで行うのは言語道断であるが)
そして、作中にあるように、「普通の教師」である自分が、
そういった性的に逸脱した行為を行っている事に対して感じる優越感のようなもの。
これも分からない。
あなた達、こんなことしたことないでしょ?的な優越感というか。
言っておく。
私の周りにはそういう変人が沢山いる(爆)。
隠すか隠さないかだけの違いではないのか。


私自身には露 出の趣味もないし、野外ですることが気持ち良いと思ったこともない。
S Mもいまいちそそられなかったし、放 尿も趣味ではない。
が、本人同士がそれで楽しいなら、何でもありなのではないか?と思っている。
(まぁ野外がらみの行為は、法的に問題があるし、迷惑かけないことが前提ですが・・)


が、作中淡々と、そういった事がかかれ、
二人の心理描写がされているんだけど(もちろんこれがメインだとは思うが・・)
それを読みとろうとしても、いまいち見えてこないというか・・
何というか、ふーん・・としか思えなくて。
上記にあげたような内容の行為が、「異常」であることを前提にするなら、
また少しは違ってくるのかも知れないが・・。
それとも単に、モザイクかけても、ネット上に公開することは危険ですよー、と言いたいだけなのか・・?


まぁ確かにこの男性は歪んでいる(性的に、という意味ではなく。)
この程度で済んで良かったな、とも思う。
が、そこらへんで思考が止まってしまう。
それとも私が読みとれないだけで、本書には別の訴えがあるのだろうか・・


うーん、やっぱりわからん。


※性的なキーワードを入いると、変な検索が増えるので、一部スペースにて行間あけてありますw